中国水利水電建設股フェン有限公司がニジェールの首都ニアメで建設した重油火力発電所プロジェクトの竣工式が2日に行われ、マハマドゥ・イスフ大統領が出席した。
イスフ大統領は式辞で、中国の発電所建設はニアメ周辺の深刻な電力不足問題解消に重要な意義を持つと指摘。両国の誠意ある協力と、中国の建設スタッフの努力に感謝の意を示した。
ニジェール・エネルギー部のAmina Moumouni部長は、「同国政府はエネルギー関連のインフラ整備を重視している」とし、同発電所プロジェクトは「ニジェール復興計画」の重要な一環だと語る。同プロジェクトはニジェールの電力不足を緩和し、人々に幸福をもたらすうえ、同国の経済発展促進に大きく寄与すると述べた。
同発電所の建設プロジェクトは2013年4月に着工。発電設備の容量は100メガワット。ニジェール政府と西アフリカ開発銀行、イスラム開発銀行が共同で出資し、建設費は754億西アフリカCFAフラン(約1.26億米ドル)に上る。
ニジェールの電力網カバー率は全国レベルで6.5%に過ぎず、電力消費量の85%は隣国のナイジェリアが供給している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年4月5日