ライカカメラ(Leica)は著名な光学機器メーカーであり、ドイツのトップレベルの高級カメラブランドとして、160年余りの長い歴史を持っている。2015年、ライカカメラは「華為」(ファーウェイ)と協力し、アジア太平洋市場で巨大な成功を収めた。ライカカメラは今度は、横琴自由貿易エリアへの中国エリア本部の設立を決定した。グローバル光学技術研究開発センターやライカ摂影学院大中華圏横琴分院、ライカカメラ修理サービス・保税倉庫物流センターなどを建設し、横琴とオールラウンドの協力を展開する。ライカカメラ大中華圏董事総経理のSiegmund Dukek氏は、「ライカは、横琴のまたとない立地優位を評価した。横琴を通じて、香港地区とマカオ地区、大陸部の市場に対する投入と連携を強化したい」と語る。ライカが今回、横琴への設立計画を発表した大中華圏の摂影学院は、国際的な高水準の摂影芸術の養成と交流を提供するものとなる。羊城晩報の記者の調べによると、摂影学院は、ライカ社の重点事業の一つで、その本部はドイツにあり、全世界の各国に分院がある。
このほかハイエンド最小侵襲治療用医療器械・バイオ材料研究開発革新プラットフォームプロジェクト、ABC革新研究院プロジェクト、中国保利集団海外本部プロジェクト、広東省粤科金融集団戦略協力プロジェクト、Google Adwords体験センタープロジェクト、東道品牌創意集団横琴プロジェクト、一祠八堂横琴プロジェクトの7つのプロジェクトもライカと同日の24日、横琴と契約を交わした。紹介によると、Google Adwords体験センタープロジェクトは、前海貝思貝爾(深セン)電商科技有限公司が投資する貝思貝尓(横琴)数据データ科技有限公司とGoogle社が協力合意を締結して進められるもので、横琴の「Google AdWords体験センター」の運営を全権で引き受ける。体験センターは主に、eコマース人才育成センターと企業・ブランドインキュベーションセンター、産業プラットフォーム、検索エントリー・ビッグデータ技術応用・指導センター、革新クリエイティブ文化・製品展示センターの5つの部分からなる。中国の「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)とクロスボーダー電子商取引をターゲットとしてGoogle社が新たに開発した戦略的プロジェクトとなる。中国のブランドや製品の国際市場への普及を助け、中国文化を海外へと進出させ、より多くの中国企業がインターネット時代の国際的な運営ルールに対応し、電子商取引を応用してクロスボーダー貿易能力を高めることを可能にする。プロジェクトの完成後、体験センターは毎年、クロスボーダー電子商取引の育成・マーケティング活動を40回余りにわたって開き、クロスボーダー電子商取引の高級専門家人才100人余り、クロスボーダー電子商取引重点企業を100社余り育成し、5年以内に20億ドルを超える新規輸出額を実現する見通しだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年4月29日