珠海横琴自由貿易エリアは21日、発足2周年のメディアブリーフィングを行った。区管理委員会はその中で、24項目の革新措置を発表した。具体的には以下の通りである。
拱北税関には次の6項目。(1)横琴への知的財産権税関保護センターの設立、(2)旅客検査時の少額税の便利な支払の打ち出し、(3)新技術を利用した出入境物品スマート管理の新モデルの構築、(4)税収担保のペーパレス化、(5)自由貿易協定で規定された中継証明のペーパレス化、(6)輸出入信用体系の建設。
珠海検験検疫局には次の5項目。(1)出境旅客の携帯物検査の新モデルの実施、(2)入境観賞魚類の隔離検疫管理の新モデル、(3)「名特優」(ブランド、特産、高品質)食品のマカオでの展示・展示即売の支援、(4)花卉や苗木のマカオへの供給の支援、(5)乾燥植物産品のマカオ供給の支援。
横琴国税局と横琴地税局は、ビジネス環境の共同建設を連携して打ち出し、「便利化」「コスト削減」「信用重視」の3つの面に目をつけた12項目の措置を打ち出す。サービスの革新と便利化としては、(1)モバイルを応用したリアルタイム納税の実現、(2)人民元のクロスボーダー納税、(3)証明文書のオンライン発行、(4)全税種での初回支払時の税申告――の4措置、スピーディーな負担軽減やコスト削減としては、(5)国地税の一体化した処罰の推進、(6)国地税の一つの窓口での手続の実施、(7)税金を誤って払いすぎた場合の還付や控除のグリーンチャンネル、(8)優遇政策のより精密な実施――の4措置、納税における信用重視としては、(9)重大事項の事前約定の実行、(10)評価結果のさらなる応用、(11)信用情報の共有・連動、(12)税務コンプライアンス協力によるウィンウィン――の4措置が含まれる。
横琴工商局には1項目。信用を守らない商事主体に対する共同処罰を展開し、消費者の権益の侵害に対する共同処罰メカニズムを模索し、「珠海市横琴新区信用喪失商事主体共同処罰リスト(工商行政管理分野)」を打ち出す。これら一連の革新措置の打ち出しは、横琴自由貿易エリアの国際化・市場化・法治化・便利化されたビジネス環境の整備に、積極的な推進・促進作用をもたらすものとなる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年4月29日