中国衛星ナビゲーションシステム管理弁公室の冉承其室長は、「2020年には中国の衛星ナビゲーション産業の規模は4千億元(1元は約16.2円)に達し、そのうち北斗システムが2300億元から3200億元の市場規模をもたらす」との見方を示す。
冉室長によると、「現在、北斗システムはアジア太平洋地域のユーザーに安定した信頼性の高い時空間情報サービスを提供している。計画によれば、国は今年下半期に北斗3号システムのグローバルネットワーク構築のために衛星6~8基を打ち上げ、20年をめどに世界トップクラスのグローバル衛星測位システムを確立する」という。
また冉室長は、「北斗はさまざまな国民の生活分野でクロスオーバー融合を達成しており、各種の高精度データサービス商品がすでに自動車の運転の補助、精密農業、自動車教習所の教習、道路脇の傾斜のモニタリング、スマート不動産管理など10以上の場面で幅広く応用されている」と話す。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年5月25日