世界経済フォーラム第11回ニュー・チャンピオンズ年次総会(夏季ダボス会議)の記者会見が20日、北京で開かれた。今年の夏季ダボス会議は、6月27日~29日の日程で大連で開かれる。3日間の会期中、80以上の国と地域から2000名余りの代表が参加。「人間本位の技術の普及」、「持続的再創造をめぐるリーダーシップ」、「持続可能なシステムの創造」、「地縁経済の変化への対応」という4つの議題について、200回以上の議論を予定している。
ニュー・チャンピオンズ年次総会は2007年に創設された。今回は「第四次産業革命における包摂的成長の実現」をテーマに、科学技術の進歩における商業モデルと政策革新に焦点を当てる。意義ある雇用創出と持続可能な発展の推進を議論の柱に据え、世界の成長モデルがより包摂的な方向へ向かうことを目指す。世界経済フォーラム大中華圏担当のDavid Aikman首席代表は20日の記者会見で、「科学技術は新たな成長機会と共に、多くのリスクももたらす。正しく管理しなければ多くの問題が発生するため、どのように準備を整えるかが喫緊の課題となる。これもまた、今回の夏季ダボス会議でこのテーマを選んだ大きな理由だ」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年6月24日