「2017世界自由貿易区(横琴)フォーラム」が先ほど、珠海国際エキシビジョンセンターの会議センターで開催された。20人以上の専門家、国内外の自由貿易区代表者、複数の越境投資機関及びグローバル企業の代表者が一堂に会し、「経済グローバル化を背景とする中国の自由貿易区の発展」というテーマをめぐり、自由貿易区の発展における政策の研究、国際貿易、経済計画、国際物流、金融資本などについて議論・交流した。
中国では2013年から現在まで、3期に渡り自由貿易試験区の設立が許可され、設立された。その規模は東部・中西部の11カ所まで拡大し、中国の自由貿易区は「3.0時代」に入った。多くの専門家は、自由貿易試験区は4年弱に渡り、投資管理体制の改革、金融革新政策、政府職能の変化などで成果を手にしていると指摘した。マカオに隣接する横琴自由貿易区は、新区設立から自由貿易区の設立に移り、広東・香港・マカオ大湾区及び「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)国家戦略に盛り込まれた。多くの有利な政策が重なり、横琴新区が飛躍的な発展を実現した。
横琴の世界トップ500社は97社に
改革から2年間に渡り、横琴自由貿易片区は強力な「磁石」のように、人々の視線をしっかり引きつけている。データによると、横琴の開発は7年間で大きな変化を実現した。2009年から2016年までにGDPが55倍に拡大し、年平均成長率が77.4%に達した。固定資産投資は19倍に拡大し、年平均成長率が51.29%に達した。世界トップ500社のうち97社が横琴に入居し、国内トップ500社のうち120社が入居している。85件の重点プロジェクトの投資総額は3400億元以上。観光・金融・ビジネスサービスを始めとする現代産業体制を初歩的に形成している。
実体経済の力強い発展に伴い、横琴の金融業も飛躍的な発展の流れを示している。当初は農村信用社分社1社のみだったが、今や4000以上の金融企業が集まっている。金融業は横琴新区の重要な支柱産業になっている。
横琴は一帯一路の建設支援でも、積極的な進展を実現した。横琴は現在、メキシコ、スペイン、香港に経済貿易事務所を設立しており、「中国(広東)―メキシコ経済貿易協力交流会」の開催を担当し、18件のプロジェクト(金額にして4億6000万ドル)の現場調印を終えている。メキシコなどの中南米企業の横琴入居、横琴入居企業の中南米投資・貿易などに、法律・金融・ビジネスサービス・事前登録などのサポートを提供している。
横琴新区の成長を続ける経済体は、その高い将来性を裏付けている。横琴新区の設立以来、多くの大型プロジェクトが相次いで入居し、戦略的要衝を占めている。華融ビル、華融・琴海湾などが流れに乗り入居している。うち華融・琴海湾は初めて横琴に入居した住宅プロジェクトであり、新区の居住価値を高める重大な意義を持つ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年6月28日