自動車用安全部品の大手メーカー・タカタが最近経営破綻したのを背景に、日本の製造業が注目の的となっている。近年、日本で製造業に携わる企業が経営破綻するケースが相次ぎ、世界でかつて大きな勢力を誇っていた日本の製造業がどうして輝きを失ってしまったのだろうと、肩を落とす人も多い。国際商報が報じた。
製造業の発展の足かせになっているものは?
近年、日本で製造業に携わっている老舗企業が相次いで経営難に陥っている。2009年、電機メーカー・パイオニアは経営難に陥り、中国の蘇寧電器が、「パイオニア」というブランド名を表示する権利を購入した。16年、シャープが巨額の負債を抱え、38億ドル(1ドルは約113円)で富士康(フォックスコン)に買収された。日本の多国籍コングロマリット・ソニーも低迷が続き、2008-15年度の累計損失が1兆1500億円に達した。
タカタは、品質の問題が発生した初の日本の自動車関係の企業ではない。16年4月、日本で5番目に大きな自動車メーカー・三菱自動車が、燃費データの改ざんを行っていたことが発覚した。そして、発覚から1ヶ月もしないうちに軽自動車メーカーで2番目に大きなスズキも燃費データの改ざんを行っていたことを認めた。