便利で効率の良い自転車シェアリングは中国人の交通手段を変えただけでなく、中国で生活する外国人にも影響を与えている。留学生のレティシアさんもその1人である。イタリア出身の23歳のレティシアさんは、2016年に中国に来たばかりの首都師範大学の大学院に通う交換留学生である。中国語教育を専攻している……
北京に来たばかりの頃、レティシアさんはこの国際的大都市に対して大きい、遠いというイメージを持っていた。どこに行くにも地下鉄で1時間近くかかる。レティシアさんは北京の地下鉄は便利だと感じていたが、驚くことに1年も経たないうちに自転車シェアリングという新しい乗り物が登場した。
自転車シェアリングは瞬く間に全国を風靡し、各都市に設置された。レティシアさんもこの便利で速く、環境に優しい乗り物を利用するようになり、カラフルでどこにでも停められ、安い自転車シェアリングは彼女の学校と家の往復手段になった。
「イタリアにはこのようなシェアリング自転車はない。中国のシェアリング自転車市場の発展は速く、新しい会社が次々と出てくる」と彼女は話した。
レティシアさんは、激しい市場競争は業界の急成長を促進するだけでなく、一連の問題も出てくると考える。無秩序な駐輪、歩道占用による交通安全への影響、故障車の放置などである。しかし、使用者の角度から見れば、激しい競争は消費者に多くの選択肢を与え、料金面の優遇もある。彼女は、「個人的にはofoが好き。保証金が少なく、無料イベントもよく行われ、住宅地や学校の近くにも多くあるため探す必要がない」と話した。明るい性格の彼女は自分で利用するだけでなく、友人にも勧め、利用者が増えることを望んでいる。