現在、アジア地域の経済成長ペースは引き続き世界の平均水準を上回り、アジアは世界で最も活力に富んだ地域となっている。だがアジアの金融協力は全体として遅れており、地域の需要には巨大な落差があり、このことがアジアのグローバル金融における影響力と経済規模との不釣り合いを招いてもおり、「金融協力協会」を設立して、地域内の金融機関を集結させ、協力を強化して金融市場の安定を促進することが急務となっていた。
香港金融管理局の陳徳霖総裁は、「現在、アジアのエコノミーの多くは大量の余剰資産を有するが、投資可能なプロジェクトを見つけられていない。こうした巨大な余剰資産を動かして投資が不足するエコノミーに投入するにはどうすればよいかで、政府は多くの取り組みを行ったが、政府のルートだけでは不十分で、民間部門が公的部門と力を合わせ協力することが必要だ。こうした背景の中、アジア金融協力協会にできることはたくさんある」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年7月26日