中国交通運輸部がこのほど開いた定例記者会見によると、2017年上半期(1-6月)の中国の貨物輸送量は前年同期比10%増の217億トンと大幅な伸びをみせた。
一定規模以上港湾の貨物取扱量は前年同期比7.5%増の62.5億トン、コンテナ取扱量は同8.8%増の1億1464万TEU(20フィート標準コンテナ換算)だった。
道路・水路向けの固定資産投資額は同23.8%増の9673億元と、通年目標の53.7%を達成した。内訳は、道路向けが8976億元、水路向けが562億元だった。
完成した高速道路建設事業数は11件で600数キロ、新規着工数は46件で2916キロメートル。農村部の道路の改修・建設は11.2万キロで通年目標の55.8%を達成した。
今年に入ってから、交通運輸部は供給側改革の目玉としてコスト削減に取り組んでおり、企業の費用徴収の引き下げ、複合一貫輸送といった一連の措置を通じて物流コストの削減を図ってきた。これにより、今年上半期の物流コストの削減額は356.26億元と、通年目標の45.5%を達成した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年7月31日