中国とアフリカの間の「科学技術物語」は20年前に始まり、当時の中国電気通信業の巨頭、中興がアフリカに進出し、華為も追随して類似サービスをリリースした。業界アナリストのティム・スタネク氏は、このクロスボーダー企業2社がアフリカの電気通信インフラ構築を助けた上に、現地のアフリカ企業や研究機関、政府と協力を進めたとの見方を示した。別の人も、中国企業がアフリカにイノベーションをもたらしたと話す。
報道によると、国際コンサルティング企業のマッキンゼーは6月に発表したレポートで、イノベーションは中国企業がアフリカで成功するためのカギになるとの見方を示した。レポートは、「アフリカにいる中国企業のうち半数近くがすでに現地市場に新製品やサービスをリリースし、3分の1を超える企業が新技術を導入した」と分析している。
深圳の開発業者、伝音科技有限公司の傘下にあるスマートフォンサプライヤーの伝音手機(Tecno)は、中国企業のアフリカ大陸での成功モデルを示した。同社は、ナイジェリアに拠点を設け、アフリカ市場向けのスマホ設計を手がけている。副総裁のアタイ・オグチェ氏は、中国企業が「トレンドに気づくのが得意」で、「容易に適応し、誰もが喜ぶ製品を提供する」と説明した。
報道によると、アフリカ大陸での中国企業の影響力は多様化しており、放送ネットワークやデータセンター、スマホ販売まで広がっている。