国際エネルギー機関(IEA)が発表した『2017年度再生可能エネルギー報告』によると、2016年の再生可能エネルギーが最高を記録した。コストの大幅削減や政策の支援により太陽光発電が中国および世界範囲で発展したためだという。2017年から2022年の世界の再生可能エネルギー量は920ギガワット、増加率は43%になる見通し。
IEAの担当者によると、中国とインドの太陽光発電量が上方修正されたことで、この予想は昨年より楽観的になった。中国の世界再生可能エネルギー増加に対する寄与度は40%を超えた。その背後に、大気汚染への関心、第13次5カ年計画での生産量目標がある。中国は2020年の太陽光発電目標をすでに発表し、2019年には風力発電目標を達成する見通し。中国は再生可能エネルギーの増加を引っ張り、世界の水力発電、バイオ発電、電気自動車市場のリーダーにもなっている。
また『報告』は、中国市場の勢いを見ると、今後5年、太陽光発電は再生可能エネルギーの増加に風力発電と水力発電を上回る貢献をするとした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月23日