国家情報センターの范剣平チーフエコノミストは12月7日、華泰期貨が上海で開催した2017年機関投資家年次総会で2018年の中国の経済展望について、2018年の中国経済の成長率は6.5%前後になり、外需と消費が新たな焦点になるとの見解を示した。
范剣平氏に予想よると、2018年の中国経済は引き続きL字型になり、低下は主に不動産調整の停滞、資金コストの上昇の停滞の影響によるもの、上昇は主に企業の損益計算書とバランスシートの改善による拡張、住民所得の増加による消費増加で、GDP成長率は6.5%前後を維持する。固定資産投資は圧力に耐え、消費と外需が支える。PPIは3.5%上昇し伸び率は2017年より約3ポイント縮小し、CPIは2.5%上昇し1ポイント上昇し、PPIとCPIの差は縮小する。マクロ政策は安定を維持し、積極的な財政政策と安定した金融政策はバイアスニュートラルになる。人民元の低下は終わり、2018年は6.5~6.9の間を推移する見通し。