新築と中古の住宅取引件数が共に減少
北京の中古住宅市場は大幅にクールダウンしており、取引価格が右肩下がりとなっているほか、取引件数も大幅に減少している。
17年通年で、北京の中古住宅のオンライン成約件数は13万6000件と、16年の27万件と比べて50%減少した。同数字は15年以降で最少。不動産大手・偉業我愛我家集団の胡景暉・副総裁は、「09年以降、北京の中古住宅市場は過熱し、取引件数が新築住宅の数を上回っていた。その後、在庫を抱える時代に突入し、17年にその取引件数は大幅に減少した。今回の不動産市場調整政策が的を付いているということで、不動産価格の上昇を効果的に抑制し、同市場に理性を取り戻させている」と分析している。
新築商品住宅の取引件数を見ても、顕著に減少している。
中原地産研究センターの統計によると、17年、新築商品住宅の成約件数はわずか2万6900件で、前月比で45%減。北京の不動産市場で、オンライン成約が始まって以降、最少だった。取引件数が減少したことで、成約額も下がり、さらに、供給量や在庫数も右肩下がりとなり、過去最少となっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年1月19日