海外メディアがボアオに注目、「一帯一路」のボーナスが拡大中

海外メディアがボアオに注目、「一帯一路」のボーナスが拡大中。

タグ:一帯一路 ボアオ

発信時間:2018-04-10 15:37:06 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 海南省博鰲(ボアオ)鎮で開催中のボアオ・アジアフォーラム2018年年次総会には、世界各地から2000人以上の来賓が集まった。世界は「ボアオの時間」を目にした。中国商務部研究院国際市場研究所の白明副所長は9日、環球時報の記者に対して、今年の年次総会には「グローバル化と一帯一路」「開放的なアジア」「革新」「改革再出発」という4大分野があるが、うち改革開放40年を迎えた中国の新しい計画、一帯一路の世界的な影響力が最も注目されていると話した。

 

 新興経済体の高度成長

 

 アジアの経済体は世界から注目されている。香港紙『南華早報』は「ボアオ・アジアフォーラムは長期的に、ダボス会議と比較されてきた。しかしアジアが世界経済のエンジンと成長の原動力であり、かつ毎年各地の重鎮がボアオに集結することから、ボアオ・アジアフォーラムの方がより大きな影響力を持つようだ」と伝えた。

 

 ボアオ・アジアフォーラムは8日、「新興経済体発展2018年度報告書」など、さまざまな報告書を発表した。9日付シンガポール華字紙『聯合早報』は「ボアオで発表された報告書は、新興経済体と先進経済体の成長率がいずれも上昇したが、近年は前者が後者を大幅に上回り、世界経済の回復加速をけん引する力がより顕著になっていると判断した」と報じた。

 

 中国人民銀行の戴相龍元総裁は9日、ボアオ・アジアフォーラムで「この20年間のアジア経済の年平均成長率は6.8%だった。アジアは今後20年、さらには今世紀中頃まで、世界で経済成長率が最も高い地域になる。これには中国経済の前進と発展、インドの成長率の上昇、中日韓の協力の強化、一帯一路がアジアにもたらす新たなチャンスといった重要な理由がある」と表明した。

 

 一帯一路のボーナスが拡大

 

 ドイツ国際放送事業体「ドイチェ・ヴェレ」は「中国の一帯一路による世界貿易政策・インフラ投資は、今年のボアオ・アジアフォーラムの重点の一つだ」と伝えた。9日付インド英字紙『ザ・タイムズ・オブ・インディア』は「ボアオ・アジアフォーラムで発表された報告書によると、一帯一路はアジアの経済協力に新たな活力を注ぎ、かつアジア大陸が国際関係を再構築することを促す。一帯一路の中心プロジェクトである、中国とパキスタンを結ぶ経済回廊は、すでにアフガニスタンまで拡大している」と伝えた。香港メディアは「一帯一路のボーナスは昨年より顕在化しており、沿線諸国は、雇用枠の創出や賃金増など、確かな10大ボーナスを手にしている」と報じた。

 

 中国人民大学国際貨幣研究所の曲強研究員は9日、環球時報の記者に対して「中国はボアオ・アジアフォーラムという場を借りて、一帯一路の枠組み内でASEANやその他のアジア諸国との協力を積極的に拡大していく。アジア諸国は今後一定期間に渡り、中国の経済分野で最も重要なパートナーの一つになる。また中国は各国と生産能力・貿易・金融をめぐる協力を積極的に展開し、日増しに保守化する米国がグローバルガバナンス及び経済にもたらす空白を補うため協力できる」と指摘した。



 「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年4月10日

 


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