中国商用飛機有限責任公司(中国商飛)予備検査総師の楊志剛氏は「C919は閻良区でテスト飛行中で、2021年ごろに飛行許可を取得し、顧客に交付される見通しだ。その指標は現在のエアバスA320やボーイング737に相当し、空気抵抗は両機を下回る」と述べた。
楊氏は「C919とその前のARJ21リージョナルジェット、すでに始まっているCR929ワイドボディ機のプロジェクトの実践により、当社は一連の体制をすでに構築しており、同時にチームを育成している」と説明した。
同社の関連資料によると、CR929は中露共同開発のワイドボディ機プロジェクトで、技術指標は現在のボーイング787を見据えている。
楊氏は「CR929はまだ早期開発段階にあるが、整った開発体制とチームがあるため、市場をより正確に把握し、技術方針もより明瞭になる。未来の先進的な複合材技術、スマート化技術なども応用される」と述べた。
楊氏によると、CR929プロジェクトは計画通りに実行中で、2025年ごろに初飛行する見通しだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年5月12日