アジアインフラ投資銀行(AIIB)会長の金立群氏はこのほど、インドのムンバイで『新華社』記者の取材を受けた。中国が発起した多国間機関としてAIIBが国際規則に沿って運営されており、この点が多くの国の賛同を得て、中国に対する信任票が持続的に増えたと言えると話した。
5度にわたる拡大を経てAIIBは現在、加盟国が86カ国に上り、12カ国でプロジェクト24件を展開しており、国際格付機関3社から最高の信用格付を付与されている。設立から2年半の実績を振り返って金立群氏は、国際規則に正確かつ厳格に則っていることが、このような成果を上げられたカギになっているとの見解を示した。
「中国はAIIB最大の株主で、役員会を通じて重要な作用を発揮している」。金立群氏は、責任を負う大国として中国が世界に対し、人々から感服される姿勢を示したと話す。「22カ国で協議を開始してから、創設時に加盟国は57カ国となり、現在は86カ国に増えた。AIIBの持続的な拡大は中国に対する信任票の増加を示す」と説明した。
今後のプロジェクト開発については、交通やエネルギー、持続可能な都市発展が引き続き重点になるとの見方を示している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年6月26日