スターバックスコーヒーは業績低下に対応するため、閉店やリストラなどを行なっている。
9月25日に伝えられた情報によると、スターバックスコーヒーは幹部リストラなどを含む再編を行い、低迷する売り上げを好転させ、投資家の興味を再び引こうとしている。同社のケビン・ジョンソンCEOは従業員に宛てたメールに、「我々は顧客に関わり、従業員を激励でき、なおかつ業務にプラスとなるイノベーションを早急に行う必要がある。この目標を実現するため、会社を大きく変える」と記した。
今年5月、スターバックスコーヒーは2018年第2四半期の業績報告を行い、史上最大規模の閉店計画を発表した。同社は2019年に密度の高い大都市を中心に150店舗を閉店する計画。
業績低迷 リストラで利益維持
スターバックスコーヒーの今回の大規模リストラは、最高グローバル戦略責任者でCEOのケビン・ジョンソン氏が舵をとって最初の重大な再編となる点に注目したい。今回の変動は人数未定のリストラ、部門間の異動になり、業績低迷に対応するには、閉店とリストラが同社にとって最も手っ取り早い自力救済方法なのかもしれない。
今年7月、スターバックスコーヒーは2018年第3四半期報告を発表した。報告によると、同社の世界純収入は前年同期比11%減の63億ドル、営業利益は1%減の10億ドル、利益率は1.9ポイント低下し16.5%で、店舗売上高はわずか1%増だった。