データが語る改革開放の40年 中国の工業が中高水準に向け邁進中

データが語る改革開放の40年 中国の工業が中高水準に向け邁進中。

タグ:改革開放 工業付加価値額 ハイテク 伝統産業

発信時間:2018-09-28 10:08:22 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

写真は国家統計局より


 1978年は1622億元、1992年は1兆元突破、2007年は10兆元突破、2012年は20兆元突破、2017年は28兆元弱――この急上昇を続ける曲線は、改革開放の40年に渡る中国工業付加価値額の成長の軌跡だ。


 比較可能な価格に基づいて計算すると、改革開放の40年の中国工業付加価値額の年平均成長率は10.8%で、2017年は1978年より53倍増となった。多くの産業が無から有になり、200種以上の工業製品の生産量が世界一になっている。


 改革開放の40年で、種類の揃った現代工業体制の構築に伴い、中国の製造業が世界に占める割合は1990年の2.7%(世界9位)から、2010年の19.8%(世界一)に飛躍した。かつそれ以降、長年に渡り世界一をキープしている。


 第18回党大会以降、中国は新たな発展理念を堅持し、供給側構造改革を主軸とし、経済発展の質の変革、効率の変革、動力の変革の推進を続けている。工業の経済構造調整とモデルチェンジ・アップグレードの促進に力を入れ、工業の経済発展を数の規模拡張から質・効果の向上に変化させた。中国は製造大国から製造強国に向け、大股で邁進している。


 戦略的新興産業の成長が加速している。計算によると、2015年の工業戦略的新興産業付加価値額は前年比で10.0%増となり、伸び率が一定規模以上工業企業を3.9ポイント上回った。2016年は10.5%増で4.5ポイント上回り、2017年は11.0%増で4.4ポイント上回った。


 ハイテク製品の成長が目覚ましい。中国の2017年の新エネ車生産台数は69万台で、3年連続で世界一となった。中国はすでに世界最大の動力バッテリー生産国になっている。太陽光発電産業チェーンの各サイクルの生産規模は世界の50%以上を占めており、多結晶シリコン、シリコンチップ、ソーラーパネル、モジュールの生産量が急成長している。


 伝統産業の改善・アップグレードが加速している。2013−15年に全国で立ち遅れた製鉄生産能力が4800万トン、製鋼が57000万トン、アルミ電解が110万トン、セメント(クリンカー、セメント粉砕)が2億4000万トン、フロートガラスが8000万箱淘汰された。2016年、17年には鋼鉄の生産能力を1億2000万トン、石炭の生産能力を5億トン解消。全面的に1億4000万トンの「地条鋼」を取り締まり、石炭燃焼発電の生産能力を6500万kW以上淘汰・建設停止・建設延期した。


 革新駆動発展戦略と製造強国戦略の実施掘り下げに伴い、中国の工業は中高水準に向け邁進を続けている。ハイテク製造業付加価値額は2017年に前年比13.4%増で、伸び率が一定規模以上工業企業を6.8ポイント上回り、一定規模以上工業企業の付加価値額に占める割合が2012年より3.3ポイント増の12.7%となった。設備製造業付加価値額は11.3%増で、4.7ポイント上回り、4.5ポイント増の32.7%を占めた。


 歴史と未来の交差点に立ち、中国の製造は中国の創造に変わり、中国の速度は中国の品質に変わっている。中国の工業の車輪は新しい発展理念に導かれ、世界の製造強国に向かい波を切り前進している。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年9月28日

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