アップルがアマゾン、マイクロソフト、グーグルの親会社アルファベットなどの科学技術大手を差し置いて、真っ先に時価総額1兆ドルを達成したのは、アップルの実力の証明であることはもちろんだが、それ以上に象徴的な意義が大きいという見方もある。米紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」は、「圧倒的多数の老練な投資家は時価総額よりも企業価値(時価総額+ネット有利子負債で示される将来のフリーキャッシュフローを割り引いた現在価値)により注目している」と指摘した。
また市場はアップル株価の今後の動きに引き続き懸念を抱いている。同紙は、「米国と中国のエスカレートし続ける貿易問題によって投資家は不安に陥り、アップルも貿易問題が製造コストを引き上げ、販売業績に影響するであろうと認めた。また長期的にみれば、投資家はアップルがiPhoneやiPad(アイパッド)に比肩する新製品を打ち出せるかどうかを疑問視している。実際、15年に発売したスマートウォッチは期待されたほどの成果を上げていない」と報じた。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年8月3日