中国自動車工業協会がこのほど発表したデータによると、今年1〜9月には、中国の自動車生産・販売量が2049万1千台を達成し、生産は前年同期比0.9%、販売は同1.5%、それぞれ増加したが、増加率は1〜8月に比べて生産が1.9ポイント、販売が2ポイント、それぞれ低下した。増加率は低下を続けており、全体として年初の予想を下回り始めた。「北京日報」が伝えた。
9月の自動車生産量は235万6千台で前月比17.8%増加、前年同月比11.7%減少、販売量は239万4千台で前月比13.8%増加、前年同月比11.6%減少だった。この月は生産・販売とも前月比では増加したものの、前年同月比では目立って減少し、7月以来の低迷状態から抜け出せなかった。
今年1〜9月には、乗用車の生産量が1735万1千台で前年同月比0.1%増加し、販売量は1726万台で同0.6%増加した。乗用車の車種別にみると、セダンは生産が0.2%増加、販売が1.3%増加、スポーツ用多目的車(SUV)は生産が4.2%増加、販売が3.9%増加、ミニバン(MPV)は生産が15.2%増加、販売が13.1%増加だった。
新エネルギー車は1〜9月の生産量が73万5千台で前年同期比73%増加し、販売が72万1千台で同81.1%増加した。このうち完全電気自動車(EV)は生産55万5千台で同58.9%増加、販売54万1千台で同66.2%増加だった。
1〜9月の中国ブランド乗用車の販売量が724万2千台を達成し、乗用車の販売量全体のうち42%を占めたが、割合は前年同期を0.9ポイント下回った。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年10月15日