中国平安は29日夜、資本市場及び株価の変動に基づき、自社が公開発行した域内外の株式を適時買い戻すと発表した。その総額は資本金総額の10%未満で、1兆1300億元の時価総額の10%を上限とすると、買い戻し規模の上限は1130億元となる。
データによると、2011年に自社株買い戻しの規制緩和以来、2014年に*ST油服が再編により実施した63億300万元の買い戻しを除くと、宝鋼股份による2013年5月末の50億元の買い戻しが最大規模となっていた。中国平安による1000億元を超える規模の買い戻しは、A株最大の買い戻しになる。
中国平安は、買い戻しは企業経営・発展及び株価安定により、投資家の長期的な利益を保障・保護し、株主資産価値最大化を促進するためと説明している。また企業の長期インセンティブ・制約メカニズムをさらに健全化させることで、企業の経営の持続可能かつ健全な発展を保障するものだという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年10月30日