欧州の有名シンクタンク、欧州アジア事業研究所のAxel Goethals CEOは5日、ブリュッセルで中国国際放送局記者の独占インタビューに応じた際に、次のように述べた。
一国主義と保護貿易主義が現在、一部の国で台頭する兆しを見せている。これを背景とし、習近平国家主席は第1回中国国際輸入博覧会の基調演説で、自由貿易に関する積極的な情報を世界に伝えた。
習主席は演説の中で、中国がさらに対外開放を進めることを強調し、印象的だった。
習主席は演説の中で、中国が「より高水準の開放を推進する」と述べた。私はこれは非常に有利と考えている。貿易は常に双方向であり、貿易の壁が減るほど各国にとって有利だからだ。周知の通り、中国は80年代より非常にスピーディーに対外開放を進め、かつ徐々に開放を促進してきた。「より高水準の開放を推進する」ことにより、中国はさらに一歩前に踏み出すだろう。
習主席は演説の中で、何度も「開放」「市場参入条件の緩和」などのキーワードに言及した。これは欧州のビジネス界にとって、間違いなく重大な朗報だ。
欧州と中国が同じ大陸にあることを忘れてはならない。これにより我々は、「一帯一路」イニシアチブや相互接続など、より多くのチャンスを手にしている。特に「一帯一路」は先見性が高く、非常に広範であり、新たな可能性をもたらした。我々にもユンケル・プラン(ヨーロッパ投資計画)がある。中国と欧州の協力はより緊密になり、より多くの積極的な成果を生み出すだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年11月6日