第1回中国国際輸入博覧会が11月5日午前、上海で開幕した。172の国と地域・国際機関から3600社以上の企業が出展し、空前の規模となっている。記憶に新しいところでは、2010年に開催された上海国際博覧会(万博)の入場者数は万博史上最多となる7308万人を記録した。上海万博の会期が6カ月だけだったのと異なり、国際輸入博は「6+365日間(6日間の会期+1年365日に渡る常設展示サービス)」に渡り持続的に運営され、「永遠に幕を閉じることがない輸入博」を目指す。
「中国国際輸入博覧会実施方案」によると、上海市商務委員会は「政府主導・企業主体・市場化経営」の原則に則り、「6+365日間」ワンストップ取引サービスプラットフォームを構築する。上海市商務委員会の尚玉英主任は「同プラットフォームを構築するなかで、上海市は『上海購物(ショッピング)』ブランドとのリンクを重点的に推進し、輸入商品の展示取引サービスを提供すると同時に、バイヤー・サプライヤーと連携し、展示会での成約を促す。同時に、上海市商務委員会の主導で輸入博『6+365日間』常設保税展示取引所建設方案の検討を急いでいる」と述べた。
「中国は多国間・二国間の貿易協力を推進し、中欧投資協定交渉と中日韓自由貿易協定交渉を推し進めようとしている。また、引き続き『一帯一路』共同建設を進め、上海では自由貿易区の範囲を拡大、上海証券取引所では科創ボードの設立と登録制の試行を推進、および長江デルタ地域の一体的発展と国家戦略への格上げを支持する方針だ」。華東理工大学商学院の楊逢珉教授は、「中国が強調する国際輸入博365日常設展示の長期メカニズムは、ある側面から中国の開放拡大の決意と信念を表明している」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年11月6日
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