習近平国家主席は5日、第1回中国国際輸入博覧会の開幕式で、基調演説を行った。習主席は「世界の識者はみな、経済グローバル化が不可逆的な歴史の大きな流れであり、世界の経済発展に力強い原動力を提供したと認識している」と述べた上で、「中国の開放の扉が閉ざされることはなく、大きく開かれるばかりだ。中国がより高水準の開放を促進する歩みを止めることはない。中国が開放型世界経済の建設を促進する歩みを止めることはない。中国が人類運命共同体の構築を促進する歩みを止めることはない」と強調した。
習主席の基調演説は世界に向け、開放型経済建設を推進し、経済グローバル化を支持する中国の決意、経済グローバル化に関する中国の立場を示した。保護主義、一国主義が台頭する時代背景の下、世界に向け共有・ウィンウィン、開放と協力の自信を伝えた。
人類の経済の歴史を振り返ると、開放と協力は各民族に共通する心の声であり、経済グローバル化は揺るぎなき法則であることが分かる。産業革命後、経済グローバル化は加速しながら前進している。2度の世界大戦による破壊、一部の国や人物による妨害があっても、経済グローバル化の歩みがそれによって止まることはなく、流れが変わることもなく、むしろその流れがより顕著になった。歴史は必ず勢いよく前進する。
中国は経済グローバル化の受益者だ。改革開放から40年に渡り、中国社会・経済・国民生活には天地を覆すような変化が生じた。中国は世界2位の経済国になった。これはまさに中国人が経済グローバル化という歴史の大きな流れに十分に順応し、苦しみながらも努力・奮闘した結果だ。