上海で開催中の第1回中国国際輸入博覧会は、中国が高度な開放と経済のモデル転換を推し進めると同時に、世界経済がリバランスを必要としている時期に開催されたものだ。取材に応じた専門家や国際フォーラムに参加する学者はいずれも、世界経済のリバランスの過程で中国が国際輸入博を開催することは世界的な責務を負うことを示すと受けとめている。
ここ10年で、世界経済の成長不均衡という問題が再び明らかになった。世界経済のリバランスの行方は如何に?直面する試練とはどのようなものか?まずは上海国際問題研究院と中欧国際工商学院、復旦大学中国研究院が共催する「世界経済のリバランス:中国の役割と影響」フォーラムでの海外の著名人の発言を聞いてみよう。
ラファラン仏元首相:「世界は前を向いて発展しており、世界では変化が起きている。フランスは欧州にあるが、我々は今後も東方に目を向け、我々のリバランスを促すよう努力すべきだ」。「欧州とアジアの間には『一帯一路』を含む共同プロジェクトが存在すべきだ」。「本日のような重要な国際会議が開かれれば、協力をめぐる重要問題を討論するプラットフォームとなり、我々の世界に対する認識についても議論できるはずだ」。「今後20年、我々にはこのようなリバランスが必要だ、東西間のリバランスが必要だ」。