中国自動車メーカーの比亜迪は今年10月、ネパールの首都カトマンズでネパール文化観光民間航空省に第1陣となるEVバス「C6」の引渡しを行った。ネパールのオリ首相は今回の引渡しについて、「今日はネパールと世界EV先進技術が歴史的に結びつき、ネパールの公共交通の新たなスタートとなる日。我々の共同の取り組みにより、ネパール全国のEV化を推進していきたい」と述べた。
これはネパール公共交通の電動化革命が正式に始まったことを意味し、また同時に比亜迪は全世界でのEV変革推進で、さらに一歩踏み出したことを意味している。
中国の新エネ路線バスの海外進出は、これが初めてではない。エジプトやフィリピン、シンガポール、日本、ハンガリーなど、中国メーカーの新エネ路線バスは全世界に広がっている。
しかし海外進出した当初、中国の新エネ路線バスは現在ほど認められ、信頼されていなかった。英デイリー・テレグラフ紙はかつて、「中国は安価で燃費の悪い自動車を作ることで知られている」と伝えていた。