中国商務部対外貿易局の宋先茂副局長は22日、「2018年、中国の対外貿易輸入額は2兆ドルを超えて、史上最高を記録する可能性が高い」と予測しました。
同日に開かれた全国商務活動会議で、宋副局長は「1月から11月にかけて、中国貨物貿易の輸出入総額は4兆2400億ドル、輸入額は1兆9700億ドルで、それぞれ前年同期比14.8%、18.4%とそれぞれ増加した」と説明しました。
輸入額増加の原因について、宋副局長は中国が実施した輸入拡大政策を挙げ「今年に入ってから、中国は4回にわたって、医薬品、日用品、自動車、工業製品の輸入関税を減らし、平均輸入税率は去年の9.8%から7.5%に下がった。11月に開かれた第1回輸入博覧会は172の国や地域の参加を迎え、取引総額は578億ドルに達した。輸入博は各国へ輸出の場を提供し、世界経済の成長に新たな原動力を与えた」と述べました。
また、宋副局長は「2019年も中国は構造調整を引き続き行い、通関時間の短縮などを通じて、輸入を拡大していく」と示しました。
「中国国際放送局 日本語版」より 2012年12月23日