交通運輸部の呉春耕報道官はこのほど北京で、「現在、交通運輸インフラの分野では、全ての道路や橋梁、港、その他の鉄道と都市軌道交通について、外資に対し制限を設けていない。運輸サービス分野において、貨物の道路輸送、コンテナの国際複合輸送、国際海運補助サービスは完全に開放されている」と述べました。
呉報道官は「中国の交通運輸企業の活動は、伝統的な業務である労働力の輸出とプロジェクトの請負から、現在は資本、技術、管理の輸出と基準に関する協力などに転換している。また、国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)、国際民間航空機関(ICAO)、国際海難救助連盟(IMRF)などの国際組織で重要な職務についている」と示しました。
現在行われているハンガリー・セルビア高速鉄道の建設は、中国の鉄道技術とプラントが初めてヨーロッパ市場に進出したことを意味しています。また、今年開通した、ケニアの首都ナイロビと南東部の港湾都市モンバサまで約480キロを結ぶ鉄道は、中国の基準を採用しています。このプロジェクトによって、現地では4万6000人分の雇用が生まれたとされています。さらに、中国がブルネイで建設を請け負ったムアラ大橋は、同国のシンボルとなっています。
これらを踏まえ、呉報道官は「中国のインフラ建設技術は、世界でも先進レベルに達している」と話しました。
「中国国際放送局 日本語版」より 2012年12月23日