中国華電集団インドネシア・バリ島石炭火力発電所1期プロジェクト(バリ島発電所)の設備容量は426MWで、2015年9月に稼働開始した。同発電所はバリ島の電力供給状況を大幅に改善した。
バリ島は世界的に有名な観光名所だが、電力システムはあまり発展していなかった。以前は島のガス火力発電所、石油火力発電所、海底ケーブルによって給電していた。
記者はバリ島のロビナホテルで、目立たない場所に置かれているディーゼル発電機を目にした。ホテルのマネージャーは「発電機はもう必要なくなった、中国が島に発電所を建設したからだ。バリ島は過去数十年に渡り電力不足で、夜に停電になることもあった。ホテルは真っ暗になり、観光客も興ざめだった」と話した。
バリ島発電所の稼働開始後、電力が島の各地に絶えず送電されている。同発電所の年平均発電量は28億kWh以上で、島全体の4割以上の需要を満たす。バリ島及び周辺地域の電力供給を安定させた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年2月2日