モバイル・ワールド・コングレス(MWC)が25日、スペインのバルセロナで開幕した。第5世代移動通信システム(5G)の商用化が迫るなか、消費者市場に適した5Gスマホなどの端末、企業のデジタル化モデルチェンジを促す5G技術など、5Gが本大会の圧倒的な主役になる。ファーウェイやZTEなどの中国メーカーは5Gなどの関連商品を発表する。英国及びトランプ米大統領がファーウェイに対する態度を意外にも軟化させたことで、中国の5G勢力は世界の注目を集めている。ファーウェイの関係者はロイター通信に対して、「ファーウェイなき5G市場は、マンチェスター・ユナイテッドなきプレミアリーグのようなものだ」と述べた。
本大会において、ファーウェイ以外の中国メーカーも、各種5Gデバイスを発表する。OPPOは23日に自社初の5Gスマホを発表した。小米も5Gスマホを発表済み。ZTEは25日に初の5Gスマホを発表する。その5G屋内ワイヤレス端末、IoT、車載ネットワークなどの製品も勢揃いする。報道によると、本大会には200以上の国・地域の2400社以上、及び10万人の業者が参加する。中国の出展企業は近年、増加傾向を維持している。今年は360社以上で、全体の15%を占める。
今年は第33回MWCとなる。大会の主催者であるGSMアソシエーション(GSMA)は中国市場の重要性により、今年の中頃に上海市でモバイル通信大会を開催することを決定した。GSMAの関係者によると、中国はすでに世界最大のモバイル通信市場になっている。2025年には最大の5G市場になり、世界5Gユーザーの3分の1を占める。これに欧州(19%)と米国(16%)が続く見通しだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年2月26日