都市活力やコア競争力の向上に向け、上海市は次世代情報インフラの構築を開始し、規格、水準とも最高レベルの世界的な情報インフラモデル都市として、「デュアルギガ・シティ」のブランドづくりをめざす計画だ。上海市は今年、次世代情報インフラのコア・コンピタンス確立を強化し、5Gのネットワークサポートなどの役割を十分に発揮して、5Gネットワーク構築先行エリア、イノベーション応用モデルエリア、産業集積地づくりをめざす。年内に5G基地局を1万カ所設置するほか、5G構築応用モデルエリアと応用研究開発イノベーション拠点づくりを開始し、5G応用モデル展示ホールを建設するとしている。
さらに2021年までに、5G基地局を累計で3万カ所設置し、深部までに5Gカバレッジを浸透させる。工業製造、スマート・コネクテッドカー、ヘルスケア・医療、都市マネジメントなどの分野で世界をリードする応用ソリューションを確立するほか、5G応用分野のイノベーション型企業を100社育成し、1000億元規模の産業づくりをめざすなど、上海を世界的な5G応用とイノベーションの発信地にする考えだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年4月2日