日本の無印良品の親会社である株式会社良品計画はこのほど、2018年度の決算を発表した。それによると、18年度の営業収益は4097億円で前年比8%増加し、純利益は同12%増加し、16年度以降で初めて利益が大幅に上昇した。これは主に中国市場を中核とする海外事業収入の伸びの後押しによるものだ。「北京商報」が伝えた。
地域別にみると、営業収益への寄与では日本市場が引き続き首位に立ち、18年度の営業収益は2463億円で全体の60%以上を占めた。中国市場は751億円で16年以来3年連続で成長し、東アジア事業部の営業収益のうち61.4%を占め、無印良品の海外市場での営業収益のトップに立った。
中国が無印良品にとって最重要の海外市場であることは間違いない。実際の動きをみても、無印良品の重要な事業展開における中国市場の比重がますます高まっている。中国で新価格の調整を続けるだけでなく、価格の「10連続引き下げ」を行って、中国での価格を徐々に日本国内価格に近づけている。2019年3月には初めて中国市場向けに商品の仕様を変更し、「中国現地限定の商品 新サイズ 新価格」を打ち出し、中国で販売するベッド製品のサイズを調整し、中国の家庭のニーズにより合致する商品を売り出している。
無印良品は次年度について楽観的な見通しを示し、営業収益は5千億円、営業利益は600億円、自己資本利益率は15%以上に達すると見込んでいる。(編集KS)
「人民網日本語版」2019年4月16日