従来の宅配園区と異なり、作業員はスマートテクノロジーシステムを通じ、ロボットアームやロボットなどを操作し商品のピッキング・梱包・出荷を行う。王さんは「ピッキング担当者は1日に何万歩も歩いたが、今は2000歩のみだ。1台のロボットアームが1日作業することで、労働者が腰を曲げる回数を2万回減らせる。仕事がより楽になり、効率がむしろ上がった」と話した。嘉興未来園区を例とすると、700台のロボットが同時に作業しており、効率は一般的な園区の5倍にのぼる。
宅配業の多元的なサービスが多くの農産物をネットと接続させ、農家の所得増を支えている。国家郵政局が「宅配下郷」キャンペーンを展開し、全国農村部の宅配サービス拠点が6万カ所以上に達している。宅配企業郷鎮拠点カバー率は92.4%に、農村部の年間配送件数は120億件にのぼる。
国家郵政局は9都市に第2陣全国宅配サービス現代農業模範基地の称号を与えた。安徽省黄山市は茶葉プロジェクトで全国宅配サービス現代農業模範基地として認められた。春の茶の販売シーズンを迎えたが、茶葉は崩れやすく湿気に弱いといった特徴を持つ。オンライン販売では保管、鮮度の維持、配送などの難題が存在する。順豊速運の「茶業界ソリューションプラン」を例とすると、識別と保護に便利な茶葉専用梱包サービスを提供すると同時に、損失補償サービス、鮮度保証サービスを提供する。茶葉の即日到達、時間指定などのサービスを提供し、消費者の多元的な需要を満たす。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年5月5日