外資参入ネガティブリストをさらに改善し、政府権力リストと政府責任リストを作成し、3枚のリストにより市場の資源配置における決定的な力を発揮する。競争の中立の原則を貫き、市場監督管理の公平な競争に対する審査を強化し、公平な競争を妨げる体制の障害を取り除く。金融分野のさらなる開放を推進し、貨物の流れ、資金の流れ、情報の流れ、人材の流れの自由かつ秩序正しい流動を統一的に計画する――「第1回自由貿易園区発展国際フォーラム」において、中国の自由貿易試験区の建設推進、開放の新たな高地の構築をめぐり、数多くの改革・革新のシグナルを発した。
また中国は海南自由貿易港の建設を同時に推進しており、開放の最高の形態を構築している。出席した専門家は、海南省が自由貿易試験区から自由貿易港に移るためには、ビジネス環境の改善が最も重要と指摘した。「3つの変化」により市場の活力を引き出し、行政効率を高め、海南省が自由貿易港の模索・建設を加速することに対する各方面の自信を深める。
改革開放の先遣隊となる、中国初の自由貿易試験区が2013年9月に上海市で設立されてから6年にも満たないうちに、中国の自由貿易試験区は「1+3+7+1」という構造を構築した。累計で171件の改革の試行経験を全国で複製し普及させた。改革開放の全面的な深化の試験田としての力を効果的に発揮した。
自由貿易試験区はすでに中国の対外開放の橋頭堡になっており、外資導入や輸出入などでリードを維持し、先に範を垂れる効果を発揮している。データによると、今年1−4月の中国自由貿易試験区の実行ベース外資導入額は前年同期比11.8%増で、全体の11.9%を占めた。全国の6.4%という平均成長率を5.4ポイント上回った。