新たな情勢は自由貿易試験区、自由貿易港などの開放の高地の改革及び革新に、より高い要求を突きつけている。中国(海南)改革発展研究院の遅福林院長は、経済参考報の記者に対して「中国は現在、世界経済と高度に融合している。全面的な開放の新たな構造の形成を推進することで、中国経済の高品質発展に力強い動力を注ぐことができ、かつ多国間貿易体制の維持、経済グローバル化の推進に向け強い動力を注ぐことができる」と指摘した。
中国政策科学研究会経済政策委員会の徐洪才副主任は、フォーラムの席上「自由貿易試験区の革新駆動は開放をさらに拡大する。供給側構造改革により自身の体制・メカニズムに存在する問題を解消する。これは中国の経済モデルチェンジ・アップグレードを促す重要な手段だ」と述べた。
中国商務部研究院国際市場研究部の白明副主任は、経済日報の記者に対して「自由貿易試験区はかつて政策の窪地だったが、未来は制度の高地だ。建設強化のプロセスは、全体的に改革を迫るプロセスだ。自由貿易試験区の発展と経済全体の発展の間には連動する関係がある。すなわち自由貿易試験区で先に試行し、その他の地域で同時に追跡し、動的な普及・複製の中でより多くの進展を目指す。中国のグローバル化・法制化されたビジネス環境の構築を推進し、より高水準な開放の形成を促す」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年5月25日