携帯メーカーのvivoは、「現在、vivo初の5G携帯電話が関係実験室でネットワークアクセスのテストを行っており、終了後、市場での発売を開始する予定で、中国市場の5G商用化端末の第1陣にもなる」という。
小米は、「現在、小米は中国の5G商用化に向けてすべての準備を終えている。『小米MIX3』5Gモデル携帯は中国でたびたびお披露目されており、中国移動、中国聯通、中国電信の3大キャリアと共同で応用シーンも紹介してきた」と話す。
国金証券は、「現在、国内メーカーが5G携帯をめぐりチャンスを待ち構えており、世界の5Gネットワークの持続的な推進にともなって、5G端末の販売は加速していくだろう」と予想する。
▽買い換えブームの予想
データ調査会社インターネットデータセンター(IDC)の予測では、19年の5G携帯電話出荷量は670万台で、世界の携帯電話出荷量のうち0.5%を占めるに過ぎない。
19年3月に国元証券が発表した研究報告では、「携帯電話の出荷量の減少傾向は19年に鈍化する見通しだが、5G端末の大量投入は短期的には難しい。各ブランドが5G端末を相次ぎ発表しているが、初期段階では産業チェーンが未成熟なため、価格は非常に高額になり、消費者は受け入れがたいだろう」という。
専門家は、「国内携帯電話メーカーの量産型5G携帯電話は今年9月に集中的に発売される見込みだが、コストが高いため、価格は約5千元(1元は約15.7円)になる。供給チェーンの生産能力向上にともなって、来年下半期には2500元前後まで下がるとみられる」と分析する。(編集KS)
「人民網日本語版」2019年6月11日