「産業インターネットプラットフォームが飛躍的に発展し、激しい市場競争の時代に入った」。樹根互聯技術有限公司の賀東東CEOは、「2017年末に国務院が産業インターネット発展に向けた指導的文書を発表してから2年も経たないうちに、100社に上る産業インターネットプラットフォームが相次いで現れた」と語る。
2023年には世界の産業インターネットプラットフォームの市場規模は138億2千万米ドルに成長する見込みだ。
産業インターネットはネットワーク・プラットフォーム・セキュリティの3つの機能体系構築を通じて、人・機械・モノを相互につなぐ新型ネットワークインフラを作り上げ、スマート発展の新興業態と応用モデルを形成する。
「インターネットの後半戦として、産業インターネットの構築は大きな価値がある。向こう10年に渡り、投資家にとって最大のチャンスがそこからもたらされる」。IDG資本パートナーの牛奎光氏は、「資本は産業インターネットに期待している」と述べた。
「産業インターネットプラットフォーム白書(2019)」のまとめによると、全国の各種産業インターネットプラットフォームは合計ですでに100社に上り、一定のエリア・産業へ影響力を持つプラットフォームは50社を超える。具体的には、◇アリババやテンセントなどのインターネット企業が構築した基盤となる技術プラットフォーム、◇航天雲網・ハイアール・宝信ソフト・石化盈科など、伝統的な産業技術ソリューション企業がモデル転換と発展の必要性に直面して構築したプラットフォーム、◇徐工・TCL・中聯重科・富士康など、大手メーカーがインキュベートした独立運営企業が運営するプラットフォーム、◇優也・昆侖数据・黒湖科技など、様々なイノベーション企業が自社の特色を打ち出して構築したプラットフォーム、などが挙げられる。