世界経済フォーラム・ニューチャンピオン年次総会(夏季ダボス会議)が7月1~3日に中国遼寧省の大連市で開かれる。会議を控え、大連市経済合作サービスセンターとビッグデータ分析を手がける海通安恒との協力により、参加企業のビッグデータ報告書が発表されたことが23日、明らかになった。
専用システムを利用し、夏季ダボス会議への参加を登録した企業の概況や関連データを整理、分析したほか、企業の動向に特化した報告書をまとめ、随時更新されるデータにも継続的に分析を行う。ビッグデータを活用して参加企業の分析を行うのは今回が初めて。全市の経済協力・交流や企業誘致、投資呼び込みに向け、支援サービスを提供する狙いだ。
大連市経済合作サービスセンターは、夏季ダボス会議の会員向けにサービスを提供する機関として、世界中から参加するゲストにおもてなしを提供するほか、夏季ダボス会議の潜在的な価値の掘り起こしにも取り組む。
また、データベースの分析により、参加企業と大連市の産業振興とのマッチングポイントを探り、分析報告と関連情報を随時、必要な区・市・県や企業に送るなど、ピンポイントで橋渡しを行う。会期中、同センターは会員向けに会場内外で心のこもったサービスを提供するほか、貿易商談会やマッチング会、交流座談会など様々なイベントを開催する予定だとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年6月28日