第13回夏季ダボス会議が7月1−3日にかけて大連市で開かれた。李克強総理は世界に向けて、「中国は断固として全方位的な対外開放を推進し、経済グローバル化をより開放的・包摂的・全面的・均衡的・互恵的な方向に発展させる方針だ」と宣言し、世界経済の共同的発展に向けた中国の堅い決意を示し、各国に安心感を与えた。
現在、世界情勢は過去百年間なかった大きな変動の局面にある。一国主義と保護主義が世界経済の秩序に大きな衝撃を与え、グローバル経済が直面するリスクと不透明感が大幅に増大している。このような厳しい情勢で、中国は世界第2の責任ある経済大国として、積極的な対応措置を採り、世界経済の成長促進や、世界経済ガバナンスの整備、リスクと試練に対応するために大きく寄与し、今後も引き続き世界経済の持続可能な発展の「エンジン」であり続ける考えだ。
中国は引き続き世界の経済成長の大きな推進力だ。世界金融危機の後、世界経済の成長が総体的に鈍化するなか、中国経済は強靭性を示し、6%以上の年間経済成長率を維持した。現在、国際的な貿易条件の悪化や、英国のEU離脱など、海外では多くの不透明要因があるものの、中国は対外開放の持続的拡大や、「双創」推進、強力な減税・費用徴収削減など一連の政策を通じて、経済の平穏で健全な成長の流れを維持してきた。