中国国家統計局が15日に発表した統計によると、2019年1-6月の中国の国内総生産(GDP)は前年同期比6.3%増で、全体的に安定し、安定しつつ上向くトレンドを保った。複数の最新データとレポートをみると、保護主義の拡大や貿易の減速、世界的なクロスボーダー投資の減少が続くなか、中国が外資を導入する逆行トレンドが進んでおり、これは中国経済の魅力を充分に表している。
マッキンゼー・グローバル・インスティテュートが先ごろ発表したレポートによると、中国はすでにグローバル影響力を有する貿易大国となり、中国経済に対する世界の依存度は持続的に上昇している。米資産運用会社インベスコのレポートは、世界各国の中央銀行や政府系ファンドが、中国向け投資を拡大していると分析。中国商務部の最新統計では、今年上半期の中国で新規設立された外資企業が2万社を超え、外資使用額が前年同期比7.2%増の4783億3千万元に上った。これらのデータは、グローバル資本に対する中国の非常に大きな吸引力を示している。
中国経済の魅力は、第一にその巨大な国内消費市場がベースとなっている。中国国家統計局によると、今年上半期の社会消費財小売総額は前年同期比8.4%増の19兆5千億元だった。
内需駆動が中国経済の常態となり、「ショッピングカート」が5年連続で経済成長を引っ張るメインエンジンとなっている。世界銀行のまとめによると、自動車や携帯電話端末などの消費財市場において中国はいずれも世界最大となっており、全世界に占める消費額の割合が約30%に達した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年7月16日