人民元建て中国国債は、ブルームバーグ・バークレイズ・グローバル総合インデックスに採用されたのに続き、2020年2月28日よりJPモルガン・チェースのベンチマークとなる指数、GBI-EM(ガバメント・ボンド・インデックス-エマージング・マーケッツ)グローバル・ダイバーシファイドに組み入れられる。組み入れは10カ月かけ段階的に完了する。
中央国債登記結算有限責任公司(中債登)のまとめでは、中債登が海外機関に管理を委託している債券の額面は9カ月連続で増えている。アナリストは、「指数に組み入れられれば外資の流入につながり、国債利回りが他の主要経済国を大きく上回るなか、中国債券市場の魅力が一段と高まる」とみている。
JPモルガンは、9本の中国国債をこの指数に組み入れる予定だが、3本は10月から12月に発行される予定の新規債券だと説明する。
JPモルガン中国地区担当の梁治文CEOは、「流動性の高い中国国債がJPモルガンの主要指数に組み入れられれば、中国市場に参入する多くの海外投資家に新たな道が開ける」としている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年9月6日