今夏上映された国産アニメ映画『哪吒之魔童降世』(以下「哪吒」)の興行収入が記録更新を続けている。猫眼票房のデータによると、その興行収入は現在、中国映画ランキングで2位につけており、国産アニメ映画の注目作品になっている。国産アニメ映画の制作水準が近年向上を続け、興行収入も評判も上々の作品が出ている。
中国青年報社社会調査センターは先週、問巻網(wenjuan.com)と共同でアンケート調査を行った。有効回答数は2002人。「国産アニメ映画を見たことがある」は96.8%、「最近の国産アニメ映画は全体的に水準が大幅に上がった」は85.9%、「国産映画の未来の発展に期待している」は96.4%。
回答者のうち「00後」は2.6%、「90後」は37.5%、「80後」は45.5%、「70後」は10.8%、「60後」は3.0%。
「95後」の任鑫さん(仮名)は国産アニメを好み、2011年に『魁拔』が上映されてから国産アニメ映画にいっそう期待するようになった。「『大聖帰来』から、国産アニメ映画は観客にサプライズをもたらすようになった。年初に上映された『白蛇縁起』は素晴らしく、映像が美しく脚本が優れ、完成度が高かった」
北京のある大学院に通う穆希さん(仮名)は国産アニメ映画よりも、普段は日本の漫画やアニメを見ていた。しかし今夏『哪吒』が公開されてから、国産アニメ映画のファンに転じたという。「友人に薦められ『哪吒』を見たが、驚かされた。始まりの雰囲気、ストーリーの展開に一気に引きつけられた」
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年9月5日