中国が自由貿易試験区の開放構造を形成、外資も「駆け足で入場」

中国が自由貿易試験区の開放構造を形成、外資も「駆け足で入場」。

タグ:自由貿易試験区 外資

発信時間:2019-10-15 15:06:29 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 200社以上の企業が、広西自由貿易区欽州港片区の除幕式の当日に商業登録を終えた。山東自由貿易区済南片区は「企業設立一括手続き」プラットフォームを構築した。江蘇自由貿易区連雲港片区の新設企業数が7割以上増加した。設立から1カ月以上に渡り、山東省、江蘇省、広西チワン族自治区、河北省、雲南省、黒竜江省に新設された自由貿易試験区から朗報が伝わり、幸先の良いスタートを切った。

 

 2013年9月末に上海で初の自由貿易試験区が設立されてから現在まで、中国の南北で18の自由貿易試験区が設立された。中国はすでに自由貿易試験区の開放の新構造を形成した。

 

 外資の人気投資先に

 

 ケンブリッジ大学・南京科技革新センター長期基地の定礎式がこのほど、南京市の江北新区で開かれた。これはケンブリッジ大学が英国以外で初めて設立する共同研究機関で、同センター第1陣の研究プロジェクトがすでに始動している。

 

 8月30日の設立後、南京片区を含む江蘇省自由貿易区の3つの片区が、多くの外資から注目を集めている。蘇州片区の除幕式にて、第1陣・32社の新プロジェクトの契約が交わされた。独ボッシュ傘下のボッシュ自動車部品(蘇州)有限公司のアンドルー総経理は、契約代表者として「蘇州片区の設立は蘇州工業園区の新たなチャンスであり、ボッシュの新たなチャンスでもある」と述べた。

 

 江蘇自由貿易区のみならず、他に新たに設立された5つの自由貿易区でも、同じような物語が展開されている。広西自由貿易区で、独DHL、米PLEXUSなど外資系企業10社が設立日に入居した。河北自由貿易区では、フランス、ロシア、ドイツ、韓国、日本、インド、米国などの多くの企業が投資の問い合わせや、国際貿易発展のため訪れている。山東自由貿易区は、中韓イノベーションインキュベーション協力基地プロジェクト、ノーベル賞受賞者と協力し建設するスマートロボット研究院及びイノベーションプラットフォーム、複数のハイテク外資系企業の誘致に成功した。雲南自由貿易区には、1億1000万ドル規模の外資が「入場」した。黒竜江自由貿易区では、中露木材加工取引センターの建設が始まり、大韓貿易投資振興公社がハルビンで貿易館をオープンさせた。

 

 商務部副部長兼国際貿易交渉副代表の王受文氏は「12の自由貿易試験区は今年上半期、実行ベース外資導入額が700億元弱にのぼり、全国に占める割合が14前後に達した。前年同期比の伸び率は20%以上で、7%という全国平均水準を13ポイント弱上回った。新設された6つの自由貿易区も、外資の人気投資先になるはずだ」と指摘した。




「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年10月15日


 



 

 

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