第2回中国国際輸入博覧会が11月5日から10日にかけて上海で開かれる。150以上の国と地域から3000社以上の企業が参加。ロシアは第1回輸入博覧会に続き、今回も主賓国となる。第2回輸入博覧会の開幕前、ロシア商工会議所の上海代表であるヴィヤチェスラフ・デニスキン氏は中国網の独占インタビューに応じ、ロシア企業の参加状況を紹介し、中国のビジネス環境改善に向けた措置および中ロ経済貿易協力の発展見通しを高く評価した。
50社以上のロシア企業が参加
ヴィヤチェスラフ・デニスキン氏によると、2019年第2回輸入博覧会にはロシアから50社以上が参加し、展示面積は1500平方メートルに達する。ロシア商工会議所は輸入博覧会の効果を特に重視し、博覧会は中ロ両国の協力、および両国政府が設定した2024年までに貿易額を2000億ドルにするという目標の実現を促すと考えている。
ヴィヤチェスラフ・デニスキン氏によると、中ロ両国は公平な競争という市場メカニズムを実行している。輸入博覧会に参加するロシア企業は中国市場を重視し、企業自身が市場競争力を備え、自社製品とサービスを中国人消費者のニーズに近づけようと努力している。
ロシア企業、中国の開放拡大の新措置を歓迎
ヴィヤチェスラフ・デニスキン氏は、輸入博覧会は国際貿易の信頼メカニズムを構築する典型例だと考える。国際協力において、中ロ両国は国際貿易の規範を遵守し、イデオロギー対立に反対している。デニスキン氏は、「我々は自身の考えと価値観を他人に矯正せず、他国の内政にも干渉しない。我々は多国間の貿易の自由の発展に尽力する。全ての国が国際貿易活動で平等かつ公正な待遇を受けるべき」との考えを示した。
中ロ両国の経済貿易協力に期待できる
デニスキン氏によると、2018年の中ロの二国間貿易額は前年比27.1%増加し1070億ドルに達した。両国の今後の経済貿易協力について、デニスキン氏は「中ロ両国は5年以内、すなわち2024年までに両国の貿易額を倍の2000億ドルにするという壮大な目標を設定した。この目標の実現に向け、両国の上層部は2024年中ロ経済貿易協力質の高い発展計画のロードマップを作成した」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年11月5日