東南アジア鋼鉄研究所の陳君遠秘書長は4日、中国の鉄鋼業の対東南アジア投資が激増しており、同地域の粗鋼生産能力が毎年5000万トン以上増加する見通しと述べた。ロイター通信が4日、伝えた。
間もなく退任する陳氏は「中国は過去2-3年に渡り、東南アジアの大型鉄鋼プロジェクトの投資計画を大幅に増やしている。これは特にインドネシア、マレーシア、フィリピンで顕著だ」と述べた。
陳氏は東南アジア鋼鉄研究所の会員に宛てた別れの挨拶の中で、「ASEANの鉄鋼業は今後、興奮と挑戦が共存する時代を迎える」と記した。
同研究所は、インフラプロジェクトの支援により、東南アジアの鉄鋼の需要が来年5.6%増加し、今年の3.1%増という予測値を上回ると予想した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年11月6日