上海市青浦区市場監督管理局は5日午後、第2回中国国際輸入博覧会(CIIE2019)の出展企業に初の営業許可証を交付した。
交付されたのはモンゴルの「シルクロード」工商協会から中国側代表に委託され設立されたビジネスマネジメント会社。青浦区に本拠地を置き、中国の消費者向けに数10種類に上るモンゴルの特産品の販売を促進する予定だ。
「シルクロード」工商協会のグリマ会長によると、同協会はモンゴル企業10社から構成され、主にカシミヤ・セーターやカバンなどの日用消費財のほか、ビールやサジージュース、菜種油などの農産物といったモンゴルの特産品を主に取り扱う。同協会から中国側代表に委託され設立されたビジネスマネジメント会社が、モンゴルから輸入する特産品やブランドの「窓口」になるという。
上海市青浦区市場監督管理局の責任者によると、輸入博の開幕前から同局は出展企業に対し、営業許可証の申請や中国での企業設立が必要かどうかなどを聞いて回っていたという。今回の営業許可証については、輸入博のメイン会場内に置かれた市場監督部門企業サービスエリアで5日の午前中に申請を受け付け、その日の午後に交付の運びとなった。監督部門が担当者に同社の食品経営許可証の手続きを早急に行わせ、中国市場進出の「第1の扉」を開かせた形だ。
なお、同社の取り扱い製品は輸入博に設けられた「6+365日」常設展示取引プラットフォームに置かれる予定で、中国の消費者向けにより多くの良質な品を提供するとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年11月6日