注目の第2回中国国際輸入博覧会に、EU加盟国が意欲的に参加している。欧州各界では、「輸入博の持続的開催は、中国にとって改革開放の道をさらに前進する象徴であり、第2回輸入博が欧州と中国の協力により大きなチャンスをもたらすことを期待する」との見方が広がっている。
欧州連合(EU)欧州委員会で次期貿易担当委員を務めるホーガン氏は、第2回輸入博の開幕式と関連イベントに参加する。EU駐中国代表団は先ごろ、「中国国際輸入博覧会は中国にとって改革開放の道をさらに前進する象徴だ。EUは、輸入博のような見本市がEU加盟国と企業にもたらすチャンスを歓迎する」との声明を発表した。第1回輸入博に参加したEU企業は、「多くの会社が売上を伸ばしたり、新たな潜在的買い手に出会った」と振り返る。EUはこの良好な流れが2019年輸入博でも続くことを望んでいる。
昨年と比べて、欧州諸国の第2回輸入博への参加意欲は一段と高まり、出展規模も拡大した。中国商務部によれば、今回の輸入博国家展に出展する64カ国のうち、欧州諸国は17カ国に上り、アジア諸国に次いで多い。フランス、イタリア、チェコ、ギリシャなど4つのEU加盟国は今年の主賓国だ。出展面積上位10カ国(地域)のうち、欧州諸国が5カ国を占め、ドイツ、イタリア、フランス、イギリスの、EUの4つの経済大国のほかに、中国が欧州諸国との間では初となる自由貿易協定(FTA)を結んだスイスも含まれる。