フランスは第2回輸入博の主賓国の1つで、フランス企業は出展数でも契約面積でも第1回を上回る。中国の駐仏大使館経済商務処公使の高元元・参事官は、「今年はフランス企業78社が出展し、世界をリードする仏高級品グループであるLVMHとケリングが輸入博で新設された品質生活館に出展するが、このような高級消費財グループがグループ全体で国外の見本市に参加するのは初めての試みだ」とし、「中仏両国の友好にとって、今回の輸入博は特別な意味を持つ。我々はフランスの出展企業がもたらす素晴らしいパフォーマンスとサプライズに期待する」と述べた。
欧州経済のけん引役で貿易大国でもあるドイツの第2回輸入博での出展面積はすべての出展国(地域)で第3位となっており、ドイツ経済界の対中輸出拡大、中国との協力強化への強い願いを充分に体現した。ドイツのメルケル首相は先ごろ、任期中で12回目となる訪中を実現した。ドイツは、カリチェク教育研究相がメルケル首相の代理として今回の輸入博に出席する。
世界経済の下押し圧力が強まるなか、2018年の中独貿易は再び過去最高を更新した。中国は3年連続でドイツにとって世界最大の貿易相手国となり、ドイツは43年連続で中国にとって欧州最大の貿易相手国の地位を維持した。中国の駐ドイツ大使である呉懇氏は11月1日、ドイツの外交専門誌の独占インタビューに対して、「輸入博の開催は中国が一段と対外開放を拡大するための重要措置だ。中国の改革の足どりは停滞することなく、開放の門戸はますます大きく開かれる一方だ。我々はドイツ企業と発展のチャンスを共有し、協力のパイを共に大きくしたいと願っている」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年11月7日