寧吉喆氏によると、2019年のCPIは前年比2.9%上昇し、3%前後の年度目標を下回った。また、19年1~11月の全国都市部の新規就業者は1279万人で19年の全国都市部の新規就業者1100万人以上という目標を2カ月早く達成し、7年連続で1300万人を超える見通し。
特筆すべきは、経済の先行指標である購買担当者指数(PMI)が2カ月連続で臨界値を上回った点である。
国家統計局が19年12月31日に公表したデータによると、2019年11月に臨界値を上回ってから、12月の製造業PMIは再び臨界値を維持し50.2%に達した。専門家は、50%の臨界値維持は中国経済の回復の兆しであり、生産、調達、輸出入に対する自信の向上を示すとの見解を示す。しかし、2020年の経済も大きな下降圧力と外部の不確定性に直面し、経済回復要素と経済下降圧力が対立している点にも注目したい。
寧吉喆氏は年次総会で、世界銀行の2018年の統計によると、1人あたりGDPが1万ドル以上の国は合わせて約16億人だとし、「人口14億人を抱える大国である中国の1人あたりGDPは1万ドルを超え、世界の30億人がこの行列に入ったことは、世界にとってプラスであることは間違いない」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年1月13日